実際の通院をイメージして医療機関を選ぶ
心療内科では、ストレスや精神の乱れによって身体の不調を感じる心身症の治療を行っています。ストレス社会を反映して、心療内科の数はとても増えていますが、いざ受診しようと思ってもどの医療機関を選んだらよいのか迷ってしまう人も多いはずです。目に見えない心の病気を取り扱う心療内科のでは、医師の実績などを比較することも難しく、ホームページを読んだだけでは具体的な診療内容がわかりづらいことも少なくありません。かといって、心身が疲れている時に自分と相性のよい病院を探すために何度も病院を変えることは、却って負担になってしまいます。そこで、まずは実際に通院することをイメージしたり、どのような治療を受けたいのかを考えて、条件を満たしている病院を選ぶようにするのがおすすめです。
立地や治療方法についてあらかじめ調べておく
心療内科に通院するにあたって、意外と重要なのは通いやすい場所にあるのかという点です。心療内科の治療は症状にもよりますが、数ヶ月から年単位の長い通院となるケースも多くあります。また、治療方法が患者に合っているかどうか見極めるために、少なくとも最初は週に1回程度の短い受診間隔で通院することもあるでしょう。そのため、自宅や会社のそばにあって無理なく通院できる病院を選んでおくと安心です。また、カウンセリングをはじめ、時間をかけた心理療法などを希望している人は、臨床心理士や公認心理師が常駐しているかどうかも選択のポイントとなります。薬物療法に抵抗がある人や自分の受けたい治療方法がはっきりしている人は、口コミなどを参考にして、医師が患者の意見を尊重してくれる人柄かどうか、治療の選択権が患者にあるかなどについても調べておくとよいでしょう。
心療内科を名古屋で受診する際は、医師の治療方針を確認した上で医院を選ぶことが大切です。専門としている分野や治療方針は医院や医師によって異なることも少なくありません。事前に確認しておくと良いでしょう。